ビールの正しい評価の仕方
バーやパブでグラスにつがれたビールをジーっと見つめたり、おおげさに香りをかいだりしたら笑われてしまいそうです。
しかしこの態度を笑えないのは、ビールの正しい評価の仕方のレッスンはここから始まるからです。
すべての食品、飲料は口ばかりでなく目や鼻でも楽しむことができ、ビールも決して例外ではないのです。
グラスに注がれたビールは見た目にも美しいですよね。
ビールの泡の厚さときめ細かさは常にビール評価の目玉となりますが、ビールについてとかく何かしらコメントしたがるドイツ人はこの泡を「ビューティフル・フラワー」と呼びます。
その「花」が十分に美しければすぐにしぼむことはないのです。
またビールを飲む間、一口ごとに醸造人が「ブリュッセルのレース」と呼ぶ泡の跡が残ればそのビールの泡はきめ細かく、「炭酸の強い刺激」はないということで、このビールは新鮮で自然な醸造でできているという証です。
しかしイギリスの質の高いビター・エールのように泡のたたないビールもあります。
たしかにその点が難しいところで、それぞれのビールにはそれぞれ特徴があり、一つのスタイルともう一つのスタイルとの差はとても大きいのです。
それぞれビールは醸造人により他と異なるスタイルを持つようにつくられていて、そのビールの持つスタイルに応じてのみ評価できるのです。